医者 medical adviser 2005 1 14

 テレビドラマや雑誌では、相変わらず、医者の話が出てきます。
しかし、これは、時代の流れを読めないと言えるかもしれません。
 かつて、日本では、石炭産業が花形でした。
だから、一流大学の学生が競って、石炭産業に就職したのです。
 日本人は、「寄らば大樹の陰」という気持ちが、非常に強いですが、
これでは、成功者に使われることはあっても、
永遠に成功者にはなれません。
「今が全盛ならば、後は下り坂」と考える視点も必要なのです。
 医者が、そうなるのか。
その可能性はあります。
科学技術の発展によって、検査機器は発達するでしょうし、
医療機器も、さらに発達するでしょう。
 そうなると、医者も、工場の熟練工と同じ運命かもしれません。
かつては、工場において、多数の熟練工が必要でした。
しかし、今は、熟練工に代わって、産業用ロボットが活躍しています。
 さて、21世紀は、どうなるか。
「新しい医者」が出現すると思います。
「肉体の医者」ではなく、「心の医者」です。
心の医者というと、精神科医を連想しますが、少し違います。
 平凡な人生を成功者の人生へとアドバイスする医者です。
たとえば、「ここは、勝負に出なければならない」と思っても、
過去の失敗体験が記憶に甦り、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまう。
そんな体験がないでしょうか。
これは、ビジネスチャンスだけでなく、結婚にもあるでしょう。
(いくら才能があっても、心を制御できなければ、成功しないでしょう)
いつか、こうした心の「病」を治せる「心の医者」が、数多く出現することを祈ります。
 念のため書きますが、発展途上国においては、
まだまだ「肉体の医者」が必要です。
しかし、先進国においては、「心の医者」が主流となってくるでしょう。
「人生の進路 path in life 2004 8 31」
 今日は、嫉妬心というものを科学してみましょう。
嫉妬心というものは、たいてい嫌われていますが、
ここでは、プラスに考えてみましょう。
 たとえば、オリンピックで、水泳の選手が金メダルを獲得したとします。
それに対し、たいていの人は、嫉妬心を抱かないはずです。
 ところが、あなたが水泳の選手で、
オリンピック選考には合格できなかったけれど、優秀な選手だったとします。
こうなると、おそらく、あなたは、金メダル選手に嫉妬心を抱くはずです。
 このように、嫉妬心とは、あなたが最も関心を持っている分野を教えているのです。
あるいは、あなたの才能がある分野を教えているのです。
あなたが優秀な選手でなかったら、こうした嫉妬心は起きなかったはずです。
 つまり、こう考えてもよいかもしれません。
嫉妬心は、あなたが何に一番関心を持っているかを教え、
そして、その方向に努力すべき分野があると教えているのです。
つまり、嫉妬心とは、人生の水先案内人です。
 ですから、嫉妬心を感じる相手とは、あなたの理想像なのです。
あなたは、嫉妬心を感じる相手を理想像として努力すれば、成功する可能性が高いのです。
 決して、嫉妬心を感じる相手を否定してはいけません。
それは、あなたの理想像を否定することになるからです。
成功への道とは、嫉妬心を感じる相手がいたら、よく研究すべきなのです。









































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